チョコレート嚢胞・卵管水腫の腹腔鏡下手術記録3(大病院のC病院での診察)
第1 前回までのお話
右側の卵巣が9センチメートル、左側が5センチメートルに腫れていました。チョコレート嚢胞の治療のため、個人病院から、大病院C病院に紹介されました。
第2 大病院のC病院での診察
C病院は、私の住む地方都市においては、最も大きな病院です。複数回、診察を受けました。
診察時間よりも圧倒的に待ち時間が長いです。平均2時間は待つ。長いときは、3時間。予約しているのに。本当に、医師不足は社会悪。
そして、C病院の医師は、腕はいいとの評判ですが、言い方がとにかく悪い。最初の診察では、「両方の卵巣が使い物にならないから、全部とる」とか言い出し、「おい、まじか!?突然だな!」と驚きのあまり、( ゚д゚)ポカーンとしました。
また、医師は、あまりにも沢山の患者を抱えているせいか、言っていることが都度変わります。卵巣全部取ると言っていた診察の次の診察では、「卵巣全部とると、ホルモンバランス崩れるし、寿命が縮むという研究があるから、両方取ることはない」と言い出したり。
質問しようにも、次の患者が沢山いるので、ゆっくり医師に聞くこともできやしない。
でも、これが、地方都市の限界。大きな病院に通えるだけ感謝しなければならないんだなぁ。東京とか大都市の病院での受診も正直考えたけれど、手術後の通院や検査を考えると、C病院しか、私には選択肢はありませんでした。
C病院では、再び、MRIを撮り、腫瘍マーカーの検査をしました。
MRIの画像によると、右側の卵巣については、ほぼほぼ間違いなく、チョコレート嚢胞であるとの診断でした。左側の卵巣については、よく分からないけれど、卵管水腫ではないだろうか、チョコレート嚢胞もあるだろう、という診断でした。
B病院で検査した腫瘍マーカーについては、月経中に検査したことが良くなかったようで、月経後の再検査では、数値が下がっていました。
C病院で処方された「ジエノゲスト」という薬を服用してからは、腫瘍マーカーの数値はさらに下がっていき、正常値になりました。
また、卵巣の腫れも小さくなりました。
なお、ジエノゲストについては、手術前から、手術後の現在も服用しています。私にとっては、効きが良いようです。
幸いにも、目立った副作用はありません。
次回は、「腹腔鏡下手術を受けることにした理由」を書きます。