チョコレート嚢胞・卵管水腫の腹腔鏡下手術記録

チョコレート嚢胞と卵管水腫の腹腔鏡下手術についての明るい記録です。入院の話は8話からです。手術本番は9話です。コメント大歓迎。

チョコレート嚢胞・卵管水腫の腹腔鏡下手術記録16(まとめ・最終話)

第1 これまでのお話

 チョコレート嚢胞と卵管水腫により、腹腔鏡下手術を受けました。退院をして、一週間検診を経て、自分がどういう状態だったのかを知りました。

 今回は、「まとめ・一応の最終話」です。

 

第2 読者の皆様への感謝の気持ち

 ブログを最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

 このブログについては、退院後、2週間くらい経ったあたりに思い立ち、2時間くらいかけてワードで下書きの文章を作りました。術後2カ月くらいに、その下書きを再構築し、少しずつ記事にしていったものです。

 ブログなんて書いたこともなかったけれど、どうしても、伝えたい気持ちがありました。

 もとのワードの文章を手直ししながらブログにあげていく過程で、あぁ、こんな入院生活だったんだなぁと懐かしくなることもありました。

 回復途上のなか、フルタイムの仕事と家事をしながら、16日間毎日更新することは、それなりに大変でした。

 でも、記事を書くにつれて、訪問されている人の存在がわかり、「よし、明日も頑張って書くぞ!」と元気が出ました。

 ブログを書くことで私自身が励まされ、癒されていたことに間違いはありません。応援して下さった読み手の皆様には、心から感謝しています。

 

2 チョコレート嚢胞という病気との付き合い方

 チョコレート嚢胞を患っていることを知ったとき、私は、「こんな状態になるまでよく耐えたなぁ、自分で自分を褒めたい」と一番最初に思いました。

 卵管を切除した、と聞いたときは、「捻転していなくて本当に良かった」と安堵しました。

 病気が判明した時期は、仕事で、1年以上かけた大きな案件が終わった直後のことでした。

 また、腹腔鏡下手術を受けるまでの期間が4か月あったので、手術に向けて仕事量も減らすことも可能でした。

 タイミングがとても良かったのだと思います。

 手術を終えた今は、入院で先送りした仕事をヒーヒー言いながらも楽しくとりかかっています。

 

 身体を良くするために手術を受けて、無事、手術は成功したのですから、後悔など、あろうはずがありません(イチローさん風にお願いします。)。

 胃の張りもなくなり、ご飯を美味しく食べることが出来るようになりました。

 手術、受けて本当に良かったです。

 

 他方で、私は、チョコレート嚢胞になったことについて、必要以上に心配や同情をされたくないと思っています。チョコレート嚢胞との付き合いも含めての私の生きざまですし、私は、自分自身が幸せであることを自覚しています。

 臓器たった1つで、私の人生について、他人から幸か不幸かを決めつけられることだけは勘弁して欲しいです。

 

3 病気に支配されないで

 私は、チョコレート嚢胞のガン化が最も嫌だったので、手術という選択を選びました。当然、メリットとデメリットをきちんと考えたうえです(第4話参照)。結局のところ、正しい、正しくない、ではなく、自分自身が納得できるかどうかだと思います。

 残念ながら、全ていいとこどりの選択肢というものは存在しません。そして、人生は、毎日選択の連続です。

 一度選択した道を信じて生きていくしかないし、いくら後悔して振り返ったところで、時間を遡ることは出来ません。

 自分の選択が正しかったと信じて、「今」このときをしっかり生きていくべきです。ただ、身体が弱ると心も弱り、選択が出来ないことも往々にしてあります。なので、このブログがヒントになるといいな、と思っています。

 

 最後に、どうか、このブログを読んでくださった方々が病気に支配されないように、という気持ちを込めて、ひとまず筆をおきます。あなたらしく、輝けるように。人生において、病気が100パーセントでは絶対ないですから。

 

 長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

 皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。

 

 また、どこかでお会いしましょう。コメントは、大歓迎です。

 

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